2025年、グループ展「’s archipelago(ダッシュ アーキペラゴ)」ができたことは、とても価値あるものでした。
「やろう!」と初めて、メンバー4人が揃ったこと。それぞれが作品を制作し、展示できたこと。最終日まで、展覧会を無事開催できたこと。いろいろな人に助けていただき、やりたかったことが、きちんとやりきれたこと。感謝感謝の企画でした。私自身も、「手描きのアニメーションをつくりきる」という目標が達成でき、自分を褒めたい一年でした。
さて、2026年。最近、AIがすごいです。(本記事のアイキャッチも、生成AIで作成しました)。少し前までは、「いかにプロンプトを工夫してより良い画像を生成できるか・・・」みたいな印象でしたが、今は、欲しい画像が割とすぐに生成できます。こちら側がプロンプトに慣れてきた、ということもあるでしょうが、やはり、AIのレベルが上がっているのだと思います。しかも、急速に。
問題は、デザイナーとしてAIとどう向き合っていくか、ですが。これからは、デザイナーの仕事の一つに、デザインのあしらいなどを支持するプロンプトを作成する、ということも含まれてくるかもしれません。AIと共存する社会では、今まで以上にデザインの領域が広がっていくような気がします。
AIを使っていて感じるのは、「考える力が衰えるのではないか」という危機感です。ああだこうだと言いながら0→1を生み出していた部分を、AIの提案をベースに考えていくとなると、ゼロから何も生み出せなくなるのではないか、と不安になるのです。なので私は、あくまで自分で考えることを重視しています。ですが時代とともに、それも「古い」とされる思考法になるかもしれません。人間って、どうなってしまうんでしょうか。人間の果たす役割って、なんなのでしょうか。
今は、手描きで愚直にアニメーションを制作することが、とても幸せに感じます。
「考える力」を衰えさせないためには、自分の経験値を増やす他ありません。経験値を上げる方法の一つは、「本を読むこと」です。本は、知識です。1ページ1ページが層となり、体内に蓄積されていきます。丙午である2026年は、強く熱いエネルギーに満ちた、活動的な年といわれています。馬の尻尾は、その層に似ている気がします。尻尾が優美にそして力強くなびくように、いろいろな知識を積み重ねながら、誠実に、歩いていきたいと思います。
2026年1月1日
Planet N 川口優子
